2人はひとけのない所に来た。 しばらくの間沈黙が続いた。 「あの・・・」 朱莉が口を開いた。 「用は・・・何ですか?」 朱莉は精一杯声を振り絞って言った。 「俺・・・、 俺・・・。」 「ご、ごめんなさいっ! やっぱり・・・ 巧からは何も聞きたくないです!!」 つい、朱莉は仲井のことを、 巧と呼んでしまった。 「巧・・・? 俺のこと巧って呼んでんのか?」 「いっ、いやですよね!! 次からは仲井君って呼びます!!」 「いや、大丈夫だから。」 「・・・へっ?」 朱莉は意味が分からなかった。