私には、言っている意味が始めは分からなかった。
だけど、理解したときすごく悲しくなった。
“巧は私のことを何とも思ってなかった。
むしろ嫌っていた。
だから自分のことを好きにさせようと、
私に近づいてきた・・・。
私を使って遊んでいただけ・・・。”
ということだった。
私だけが好きで、巧は私のことが嫌い・・・。
それだけで胸が苦しくなった。
まだ、幼稚園のときだ。
残酷すぎるって思う・・・。
こんな思い出が残ってしまうなんて・・・。
だいたい、今の巧は私のことを覚えていない。
なのに、何で忘れられないんだろう。
私は、巧が嫌い・・・大嫌いだ・・・。
・・・はずなのに、
それなのにまた好きになってしまうなんて・・・。
どうせまた繰り返すだけなのに・・・。
ありえない・・・ありえない・・・。
私は変な人を好きになってしまった。
サイテーな男を好きになってしまった・・・。
~あかり~
