学校全クラス回り終わった・・・。
・・・が、
「ねぇ、朱莉、いたの？」
聞いてみた。
「ううん、いなかった。」
何で・・・？
「全クラス見たよね？」
「見た。」
「クラスの人数とかも確認したよね？」
「うん、した。全員いた。」
なぜか、朱莉が恋した人が
どこのクラスにもいなかった・・・。
「朱莉の間違いってことは・・・？」
「どういうこと？」
「だから、制服だったけど、
学校がちがうとか・・・。」
「それはない！
いくら私が馬鹿だってそれはない！！」
「そう・・・？」
「そうっ！」
朱莉・・・じゃあ、何でいないのよ・・・。
