「ムカついた。あの、トナカイの店員と仲良さそうに寄り添ってんの見て」
「え…それって……ヤキモチ?」
私がそう言うと、大輝の顔は一気に赤く染まった。
この人は何処まで私の心を持って行けば気が済むんだろう。
こんなことでも私がどれほど嬉しくなるか、きっと大輝はわからないんだろうな。
「ふふ。私が好きなのは大輝だけだよ?」
さらっとこんなに恥ずかしい事を言える自分にも正直驚いてしまう。
食事が終わり、ホットココアで一息付いていると大輝がポケットから紙切れを取り出して机の上に置いた。
「これテーマパークのチケット?……ここって大輝のお父さんが二人と一緒に行こうとしてた…?」
「クリスマス、二人で行かないか?」
大輝からの突然の誘いに驚いて、勢いよく顔を上げる。
視線が重なると、大輝は照れを隠すように髪を掻いた。

