俺の一方的なトークで 近所の牛丼屋に向かう


“たけるサン ちょっと…家に寄ってイイ?”


“ああ。”


龍馬の家は 丘の上にある団地のごくありふれた家庭的な二階建ての家だった


“ここで待っててもらえますか?”


龍馬は「ただいま」と挨拶をして 家へと入って行く


俺は ポケットから携帯を取り出して 着信履歴を探る




携帯には誰からも連絡なし…


やっぱり… もぅ終わりなのか…アスカ




女々しいな俺。もう別れたはずなのに… だけど、一週間前までは 手を繋いだり、デートに行ったり、KISSしたり、ごく普通の恋人だったはず。


女の気持ちは分かんねぇや。