『男の子は 女の子をどんな時でも守る勇者じゃなければダメよ』



それは 亡くなった母の口癖だった



僕は 母との約束を守れなかった






今さら… 今さら 悔やんでも どうにもならないのは分かってる



だから せめて…これからは 僕が姉を守るんだ…



幼いながら 僕は決心していた