「うーん…まぁ、ざっくり言うと人間界。」


人間界……


「あぁ、ヴァンパイアでしたっけ…。」


「そっ。ちょっと訳あって魔界にいたからさ。」


「訳…?」


「そ。」


「…どんな?」


すると彼は意地悪な笑みを浮かべた


「いや、話したいのは山々だけどさ。ここじゃ寒いから移動しよう」


そのままニッコリ笑い歩き出す


「…………」


……そうきたか…


確かに聞きたいことが増えて興味沸いたけど…


「ほら、行くよーっ」


「ちょ…っ…ちょっとっ」


もうこうなったら半強制的に招待するしかない…のか…?