「治るって…心臓撃たれてませんでした?」


「うん撃たれたね」


平然と変わらない笑顔で言う彼

「……な、な、なんでっ!?なんで喋れるんですかっ!?普通の人間なら死んでますよっっ!?」


「じゃあ答えは簡単じゃん」


「ほぇ…っ……?」


つい自分でも情けないと思う声が出た


簡単って…何?


「…なにかマジックですか…?」


「いや違うね」


「そんな…死なない人間なんているわけが…」


「それだよ、それ」


「……………?」


頭に浮かぶのは〈?〉ばかり


「つまり人間じゃないんだよ」


……………は?


まだまだ消える気配はありません…。