悪魔なヴァンパイア






「里夕ちゃん大丈夫かい?」


ボスの問いにさえなんと答えていいのかわからない


「その悪魔みたいな男に近づいてはいけない。我々が責任を持って守るからこっちへ来なさい。」


ニッコリと微笑まれた


「……………」


さっきまでの優しかった目はどこへやら…ソルテはボスを睨みつけた


「おいテメェ…里夕に何を吹き込みやがった!?」


「怖いなあ…」


怒っているソルテとは対照的に笑顔で接する


「いや、さすが…と言うべきかな?」


二人の間には異様な空気が生じていた


「里夕ちゃん。」


「はいっ!」


いきなり呼ばれ動揺が隠せない