そうつぶやくと彼の視線は一瞬黒スーツに移った 「あぁ…なるほど」 …………? 「まぁ立ち話もなんだしね。どうぞ」 そう言い手を引かれたまま部屋に案内された 「ちょ…ちょっと…」 こんな危ない連中と部屋に籠るなんて… 「お話聞きたいんだよね?」 「……うっ」 本来の目的はそれだった ………… それ以上抵抗出来ないまま部屋に入った 「そんなに緊張しないで。そこの席にどうぞ」 「…ありがとうございます」