悪魔なヴァンパイア






「え…えっと…ルゥさんのことを知ってるんですね…」


「ふん。知ってるなんてものではない。」


やや馬鹿にしたような目で私を見ている彼


なにその自信ソルテがたまにするような目は…っ!?


「………」


やっぱり私は顔に出てるみたい…


彼は肩の力が抜けたまま少し離れた


「そうか…」


「…………?」


「まだ名乗ってなかったな。」


「ま…まぁ…」


まさかこのタイミングで自己紹介っ!?