だけど君は僕に
"好きだよ"
"可愛い"
っていっぱい言ってくれた。


つい、上がってしまう口角と
ニヤッとなって垂れ下がる目尻を隠すために
僕はいつも下を向いてた。


本当は僕も君に
"好きだよ"
"かっこいい"
っていっぱい言いたかった。


それをいつも僕のくだらないプライドと照れが邪魔をして、
やっぱりツンケンしてしまった。