叩くことねぇじゃんか、とぶつぶつ言いながらも。 俊はさらさらと問題を解いていく。 いつもの通り、ちんぷんかんぷんな私は俊をぽけーっと見つめていた。 「そんなに見られたら穴開くんだけど。」 「っ!・・すいません。」 「まぁたお前はわかんねぇのかよ。」 まったくといった感じで私をみる俊。 でもそんな表情にすら惹かれる私。 そうとう重傷だよね・・・。