「日那子ちゃん、大丈夫?だいぶ眠そうだけど・・・」 師匠が心配そうに声をかけてきた。 「あ、大丈夫です。予選で落ちるわけにいきませんから。」 今日は特約店での予選。 ここで落ちたら、師匠の顔に泥を塗ることになっちゃうから、死ぬ気で練習してきた。 もちろん、俊のこともあったけど・・・。 「日那子っ!!」 「あ、俊・・・」