「でもほんのすこしの可能性にかけてみたら??」
そんな可能性なんてないよ
あたしのはいる余地なんて
夏大が終わってから咲良先輩と一緒に下校する樹理先輩を何度か見た
2人は誰もが認める美男美女
樹理先輩も咲良先輩も背が高くてモデルさんみたい
笑い合う二人はとても幸せそうだった
あんな二人を見たら告白なんて出来ないよ...
「ほんとにあたしは見てるだけで十分
それだけでいいの」
「もしだよ??
杉原さんとかほかの子が先輩を奪ったら??」
そんなこと...
あるわけないよ
先輩たちは絶対に別れないよ
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