アイドルの一目惚れ彼女




その男の人は
私の背中を優しく撫でてくれた。


「そんで、君どこ行きたいん?」



「〇〇旅館…です…」


泣きながら返事をした。


「ほんまに?俺らもそこ
使ってるんよ!
道もわかるし一緒にいこか!」



神様〜っ
こんなことってあるんですね!
ホントに救われました。



―――5分後。



「え、もうついたんですか?」



「そやで(笑)
正直こんなでかい建物あるのに
気付かないって…
君おもろいな(笑)」




は、恥ずかしいっ

男の人は笑ながら
私の頭をポンポンってした。


「ま、よかったな
じゃあな。もう迷子なるなよー」


「は、
ありがとうございました…っ」


男の人はそう言って
どこかへ行ってしまいました。



深めの帽子と眼鏡を
かけていたため
顔はよくわからなかったけど
身長はかなり高め
声は低くて大きな手でした。