アタシは全力で階段を駆け上がり、自分のベットにダイブした。
「勉強…か。」
昔から“勉強”という言葉は嫌いだ。
アタシは他の人より記憶力がいいらしく、授業で一回やればすべて覚えてしまう。
友達とから羨ましがるけど、そんないいもんでもない。
「バイト…どうしようか……。」
正直、アタシは人見知りだ。
だから人は怖いし苦手。
「コンビニ行こ。」
スッと立ち上がり、財布を持って家から3分のコンビニへ向かう。
「いらっしゃいませ~。」
今日の店員やる気ないなぁ。
入ってすぐ雑誌売り場に直行し、適当なバイト雑誌をもってレジへ。
