『いやいや、死ねはないでしょ。』
「あたしの眠りを妨害した。これは重大な罪に問われる。今からお前をあたしの精霊パワーで…」
『中2病か!!』
「違うし!ただ言ってみたかっただけだし!ってか、用件ないなら切るから。バイバイ。」
『ちょちょ!待ってよ!』
「うるさいなぁ…。何!?」
『………。』
「さようなら。」
ブチッ
はぁ〜。
長い長い迷惑電話だった♪
じゃあ寝るか!
プルルルル
プルr
ブチッ
電源OFFっと♪
それからまた深い眠りについた。
――――――。
「ん…。ふぁー。」
あぁよく寝た。
今何時だろ…
携帯の電源をONにする。
「この携帯起動に時間かかるんだよなぁ。変えよっかなぁ。」
…あ、やっとついた。
時間を確認するため携帯の画面を見ると
「………。」
着信 21件
うわうわうわうわ!
気持ち悪ぅ…
あたしの着信履歴がすべて〈高木遊子〉で埋まっていた。
そうしている間にも…
プルルルル
プルルルル
