ガチャ。



「ただいま~。」




玄関で靴を脱ぎ、そのまま自分の部屋へ直行した。




「バイト♪バイト♪」




どこがいいかなぁ?
無難にコンビニかな?
それともどっかのカフェとかがいいかな?

あたしのウキウキは止まらない。

もちろん、さっきのこともすっかり忘れて…





プルルルル

プルルルル


うるさいなぁ。
誰だよ。





画面を見ると

《高木遊子》

の文字。



「/////!?!?!?!?」



さっきのことを思い出し、顔がみるみる赤くなっていく。





ブチっ




誰が電話なんかに出るか!!
このキス泥棒!!!


そう思いながらも顔は赤いままで…。




「も~う!!!寝よっ!!!!」



そのまま深い眠りについたのだった。