ある日、俺は全てのモノを失った…。 失ったというよりは奪われたのだ。 ある1人の人物によって… 「…あはは…」 乾いた俺の笑い声は悲しみでしかなかった。 それを潤すかのようにポツリ、ポツリと雨音がなる。 ………もう俺の周りには誰も、いない。 孤独な俺の耳には目障りな雨音だけが響いた。 その時、俺は《Lttle Nise》となった。