☆刹那side



9月も半ば。

9月17日



ちょうど私の誕生日の

一か月前になった



この頃、

病院がおかしい



私は喉のことで入院したはず

なのに、体は動かなくなった

体に管を通され始めた



自分の横に、

いかにも精密な機械が置かれた



重症患者みたいな扱いをされる



お母さんに、震える手で書いた

〔私、どうなるの?〕

という文字を見せる



するとお母さんは

泣きながら部屋を出て行った



何で?

私、家に帰れるんじゃないの?



そう思ったけど

本能では違う答えを知っている



自分の体は

自分が一番わかってるつもり