「俺・・・じゃなくて、僕もごめん。

 で、刹那に1つ

 聞きたいことがあるんだけど」



そういうと、

刹那は首をかしげてこっちを見た



「さっきの曲、何て言うんだ?」



すると明らかなため息をしながら

すらすらと名前を書いてくれる



「パッフェルベル・・・?

 そう!それそれ!」



あー、パッフェルベルか

聞いたことある名前だなぁ



「もう一回、弾いてくれないか?」



刹那は小さく頷いて

またあの曲を弾き始めた



「・・・やっぱり、いい曲だな」



刹那は曲を止めて、

また紙に何かを書き始めた



〔明日も、聞きに来ていい〕



「え・・・いいのか?」



刹那は小さく頷いた