そっか、この足・・・



「・・・おう」



「・・・治らないわけじゃないでしょ。

 私と違ってさ」



「・・・そうだな。

 頑張ってみるか」



「そうそう!

 じゃあ、まあ今度」



そう言って

明るく手を振りながら

帰っていく川下



不思議な奴



その後俺は、

母さんにリハビリをする決意を

伝えてから、

初の病院で寝ることにした―。