好きって

彼の横を通りすぎようとしたときだった

いきなり、手を捕まれた

後ろを見ると、もちろん高瀬くんの友達が私の手を掴んでいた

「なに?何もないなら放してくれへん?」

高瀬くんの友達は私の手を離したかと思ったとき

「俺の女になってや?つか、俺の女にする。」


…絶対ない

腕を振り払った

「話したこともない人となんか付き合う気ないし。好きでもないのに好きって言わんといて」

「だったら、好きにならせる。あんたの言っとること納得できないから」

笑うと私を置いて歩いて行った