「晴笑、今日放課後待ってて。委員会終わったらデートしよ」

お昼ご飯。いつものよいに私と正樹は屋上に座った。


正樹はいつも購買からおにぎりを買ってたべている。

バスケ部ということもあってかなりの量を食べる。なのに痩せてて女子にとっては羨ましい

「分かった!!んじゃあ放課後待ってるね」

「おう」


屋上には私と正樹しかいないからこの場所が私たちにとっては秘密基地のようなものだ


さわさわと二人のまわりをさまよっている風が少し暖かくて気持ちよかった


「ん……晴笑それ何?」


「あ…これおから!!おからハーバーグだよ」


「おから!?」

「そうそう!!おからって体にいいらしいから、正樹のバスケの試合の日にでも作れたらなって………。ああ、まだ練習中だから全然美味しくないんだけど…。」


「ふーん」


「あっ………ちょっ!!」



正樹は私の弁当の中からおからをとりだし食べてしまった。

「ああ~!美味しくないから!!」


そういって正樹にふくれて見せた。


昨日はかなりしょっぱかったよね……。こんなの食べさせられない!!