高校生恋愛*~初めての気持ち~

「ほら!まず食え!シチューが冷める!」


「うん。ありがと」

「っていうか。正樹。晴笑が風邪で休んだって聞いたと思うけど、メールとか、電話とかあった?」


「ううん。ないよ。」


「はあ?おまえら付き合ってたんだろ?まあ、ここ一ヶ月は俺がお前の(仮)彼氏だけど。」


「うん。でも。いいんだ。」


「晴笑」


うん。そうだね。でも。ごめん。本当は気づいてた。おかしいなって思ってた。



なんでメールくれないの?私が休んだら普通不安でメールくれるよね?



なんていえる立場じゃない。そう思ってはいけない。私のせいで。私のせいでこうなった。



正樹は私を嫌っていいよ。うらんでいいよ。



でも、約束した。



また戻ってくるって。絶対に。



また正樹の元へ戻ってくるって言った。



一ヶ月後、また正樹の彼女になると、約束してしまった。



して………しまった………。




「ふぇ。ぅぁぁぁぁああんん。」



「晴笑?」



「ごめん。ごめん翼。ちょっとだけ。」



そういって、私は子供のように泣いた。何年ぶりかな?こんなに泣いたの。多分お母さんと喧嘩して以来こんなに泣いてないよ。