倉庫にはたくさんの人達がいて、バイクを弄ったり話しをしている。
人を除けながら二階への階段に近づいて行くたびに話しを止めて、キョウに挨拶をしている。
それと同時にあたしへの視線も突き刺さる。
爆音の中をやっと通り抜けて階段を上がると目の前には真っ黒なドア。
そのドアをキョウは馬鹿みたいに勢いよく開ける。
途端に目に入るのは、黒と白がベースのシンプルな部屋。と、鋭い視線。
部屋を見回すとイケメンが四人とマナト。
マナトって、以外と薄情者だ。
幼馴染みのあたしを置いてすたこら先を行くなんてあり得ない。
つっても、さっき三年ぶりに会ったばっかだけど。
