大きく息を吸い込みカーテンを開ける
酷い嵐だ
お兄ちゃんが行くなって言ってんのかな
私は荷造りしていたカバンを持ちリビングに向かった
そろそろ行こう
私がそう言うと父親が『おぅ』といい立ち上がって荷物を持って車へ向かった
私は仏壇に向かい線香をあげ手をあわせた
お兄ちゃん行ってきます。お父さんとお母さんを見守っててね。
仏壇にあるお兄ちゃんの写真に二カッと笑い私は立ち上がった
準備は出来た?
母親がたずねた
私は頷く
家を出る瞬間、胸が苦しくなった
大丈夫、大丈夫
心でそうつぶやいた
車に乗り両親と共に知り合いの家へと向かった

