「なななにいってるの 嘘!」

ページを急いで閉じようとしたけど、
だめだった。
かちっかち、その音だけが、
部屋に響き渡る、、
ずっと画面を見てみると、
       
「では母親を殺してください、、
もうあなたが犯人と言うことを知ってます。」

「うそよ、うそでしょ!」
 
でもパソコンは
何も表示しない、、
すると母が、こっちに来る、、

綾ちゃん?本当にあなたなの?
殺したの、、?
電話がきたわ、、嘘よね?」
 
「嘘だよ?だってお母さん…?あの人知らないよ」
 
 怖くって…
 自分が殺されてしまう…

 そう思うと声がこわばってしまった。


 そのとたん体中が痛くなる、、、苦しくなる、、

 そして口が勝手にこういうのだった、、

「ノロッテヤルヨゴメンネ、バイバイ」
 何で…
 私こんなこと思ってない…

 勝手に体が動く
 包丁を手に取る
 何も思わなかった…

 母を刺した、、、

 私は、母を殺した…
 私は、私を生んでくれた人を殺した…
 私は、家族を殺した…
 私は、私は……



 母から血が流れる…
 私が出した血…
 私が流させた血…

家の一角が血の匂い
になった。

そして私は
完全に殺人者…
犯罪者…になった…

END