「さく、あっちでおじさんが読んでたよ」

この輪から、桜を連れ出すための口実

笑顔で、振り返る桜

ってか、そこのやつ・・・・いやらしい目で見るな・・・・俺のだー

「蓮・・・・・では、皆様失礼します」

笑顔で挨拶して、こちらに来る桜

俺はこれみよがしに、肩を抱き笑顔で桜を覗き込む

顔が近かったようで、桜は真っ赤になりながら、笑顔を俺に向ける

よし、満足だ・・・

肩を抱き寄せたまま、靖典のところへ

「あれ?パパのところじゃないの?」

「あんなのうそだよ!あいつらから、さくを奪うための口実!!!」

「・・・・あきれた。でも、連れ出してくれてありがとう。」

あーまた、そんな顔ー

周りの男どもーーーー

見んじゃねー


行き着いた先で、合流していた幼馴染4人に爆笑された