ストーカー君じゃなくお隣君でした。


「私変なこと言いました??私の行動把握してるなんて…。」

私の行動を把握してるなんてまさか本当にストーカー!?

「あー、まぁちょっと観察はしたかな。でもストーカーではないよ。」

「観察…?」

「そ、観察。前に偶然結南ちゃんのこと見たことがあってさ、そしたら次の日も同じ時間に同じ場所で見たんだ。だからその次の日も行ってみたらまた結南ちゃんがいてさ。面白くなって少し観察してみたんだ。」

「じゃあ、屋上にいたのも?」

「もちろん知ってて来たんだよ。」

何それ。

「じゃあ、やっぱりストーカーじゃん。」

結局私のこと見てたわけだし、ストーカーに変わりないじゃん。

「ただのストーカーと一緒にしないでよ~。本当のストーカーだったらこんな普通に話さないでしょ。」

謎でしかないな、この人。

…てか、この人誰なわけ??

「ねぇ、あなた誰?」

「俺?自己紹介まだだったっけ?俺はね、見上廉だよ。」