沈黙が続く。 雨も降りやむ気配はない。 しゃがんだ足もそろそろ痺れてきて。 俺は気が短い。 「俺は寒いから、帰るぞ」 俺は立ち上がった。 少しだけ視界が開ける。 下を見れば俺を見上げてくる瞳とぶつかった。 (んな、目ぇするなよ) さっきとは違う揺れる目。 きっと無意識だろうけれど、不安が見え隠れする。