あり得ない。 だって、改めてそいつの服を見ればここの辺りでは有名なお坊っちゃま学校の制服だ。 少・中・高の一貫校のそれ。 こいつは間違いなく金持ちの息子だ。 そんな奴が捨て猫よろしく何でこんなとこに居るのか。 取り敢えず、面倒な事に間違いないだろう。 「寒くねーの?」 でも、ほっとけないと思ってしまった。 面倒なんて大っ嫌いだ。 けれど、こいつを此処に1人にしたくなかった。 本当に笑える。 俺を知る奴なら間違いなく笑うだろう。 俺はこの捨て猫を拾うつもりだ。