超能力的生徒会 in 蝶野学園 【番外編】

で、結局、次は何故かコーヒーカップ。

これは、杏樹ちゃんが、頑として乗らないと言うので、
杏樹ちゃんはベンチに座って、ご丁寧に持参してきた生徒会の仕事をしている。
真面目だね。

私は人数的問題で、杏奈先輩、秀、私で乗っている。
もう一つのほうに要先輩、悟君、慶君、そして美玖ちゃんが乗っている。

まぁ、個人的にはこっちに乗せてもらえてラッキーって感じ。
別に嫌いとかじゃないんだけど、
絶対にあっちのコーヒーカップは.....


「「「やっぱり...」」」

凄いスピードでぐるぐる回ってる。

って、言うかもう見ているだけで気持ち悪く...

「こっちでよかった」

「「うんうん」」

と、安心した私達であった。

そして、終わって、降りると、

「いや~、楽しかった~☆」

「回し過ぎだ、ボケ」

「目が回ったわぁ~」

「.....あんなに回さなくても...」

意外と気持ち悪くはならないらしい。

「結衣。あいつらは普通じゃないんだ。俺は一度、要と一緒にされた事があるが、凄い気持ち悪く...思い出すだけでも、つらい」

なるほど。

「所でぇ、杏樹ちゃんはぁ~?」

あ、そういえば杏樹ちゃん。
ベンチには人だかりが出来ているし...ん?

人だかり......

まさか!

「おい、謝れ」

「........」

さて、何が起きたのでしょう。

「「「「.....またかぁ」」」」

またって何が?

「実は杏樹って一つの事に集中すると、周りが見えなくなるんだよね~☆で、何かよくイチャモン付けられるワケさ~☆ちょっと行ってくる」

ああ、行っちゃった。

「でも、今回は何ででしょうね。何かやらかしたのかしら?」

何かって何?

「ちょっと行ってみましょうか」

「「「お~~!」」」

いいのかなぁ。