超能力的生徒会 in 蝶野学園 【番外編】




「それにしても、杏樹ってば帰ってこないわね」

と、杏奈先輩が私に耳打ちをしてくる。

「何やってるのかしら」

「早く帰ってきてくれるといいですよね」


帰ってきてくれると一緒に、
きっと解毒剤?と言うか解術剤を持ってきてくれるって事だもんね。


「.....でも、薬ってアイツが作ってるんだろ?」

あ、要先輩。


「ええ。『アイツ』よ。貴方の嫌いな、岬君」

岬君?

「どなたでしょうか」

「ああ、結衣ちゃんは知らなかったわね。岬 景人(ミサキ カゲト)君。杏樹よりも一つ年上の男の子よ。美月ちゃんと景人君と杏樹の三人で仲がいいのよ」


なるほど。
だから、要先輩は岬君が嫌いなワケか。


納得。
納得。


「どーしたんっすか~?そろそろ行かないと集会始まっちゃうっすよー」

はっ!

すっかり忘れそうになってた!


「すみませーん。今行きます~」

杏奈先輩...

ちょっと女っぽくなってますよ。

さすが、チャラ男っぽいひと。


杏樹ちゃーん!

早く解術薬を...持ってきておくれー!