「ね、ねぇ杏樹ちゃん。どうして私には仕事が無いのかなぁ?」
「....そうですね。結衣先輩は新入りさんですし、もう残っている仕事があまりないんですよ」
何でそれを苦虫を噛み潰したような顔をして言うの!?
「まぁ、色々な事情があるんです。先輩が知らなくても良い事は沢山あります」(秀会長の圧力で結衣先輩に本来与えられる仕事が他の役員に回っているなんて言えない...)←杏樹の心の声。
ふ~ん...
でも、何で年下の杏樹ちゃんは知ってもいいのに、私はダメなんだろうか。
謎だ!
ミステリーだ!←アホ
「.....よし。仕事、お終い」
「え!あの量の仕事、全部終わったの!?凄っ!」
「いえ。普通ですよ、と言いますか、毎月の事です」
毎月やらせていたのか...
罪悪感たっぷり。

