超能力的生徒会 in 蝶野学園 【番外編】

結衣side



「いや~、久々のお化け屋敷だったわねぇ~」

「美玖ってこういうの好きだよな...」

へ~。
美玖ちゃんってこういうの好きなんだ。

「で、杏奈先輩は真っ青ですね。大丈夫ですか?」

「結衣ちゃん...これが大丈夫に見える?」

まぁ、そうですよね~。
全然大丈夫そうじゃないですね。
はい。

「これじゃあ、絶対に悪夢を見るわね」

悪夢って.....
そんなに怖かったんだ。

私以上だね。

「で、次はどうする~?☆」

「要は元気ですね。ま、いつもの事ですけど」

って言うか、
疲れているのって、私と杏樹ちゃんと杏奈先輩だけじゃん。

「じゃあ、やっぱり違うジェットコースターに乗ろう!」

「「え~...」」

「「「「「別に良い」」」」」

「よし!決まり!」

マジか...
やだなぁ。

さっきも乗ったじゃん。

「私は乗りませんからね~。ま、好きなだけ乗ってきてください」

「じゃ、じゃあ、私も乗らなくていいですか!!」

「う~ん...本当は来て欲しいけど、無理にとは言わない」

「本当!?じゃあ、杏樹ちゃん一人にしたら可哀想だから、一緒に待ってます!」

そうすれば6人!
誰かが余るという悲惨な事にはならないはず!

あったま良い~♪

「じゃあ、行ってくるから、杏樹、結衣をよろしく」

「はい。ちゃんと、どこにも行かないように見張っていますから」

「え!?何で杏樹ちゃんに私を任せるのさ!普通、私に杏樹ちゃんを任せるでしょう!?」

そんなに私って頼り無い!?
なんか、悲しい!