超能力的生徒会 in 蝶野学園 【番外編】

杏奈side


ああ~.....

もう、杏樹のバカバカ!

私がお化け屋敷とか苦手なのを知っているのに、行くって言うなんて...

そりゃ、私も乗り物類に引っ張って乗せちゃったのは悪いと思うけどさ...別に仕返ししなくてもいいじゃない。

「大丈夫か?杏奈」

「大丈夫じゃないわよ」

バカじゃないの?

「昔っから変わらねぇよな。杏奈は」

うん。
私は小さな頃から、こういう類のものが苦手だった。

杏樹は冷静な顔をして、本物のお化けが見えるという人間で、
杏は笑い飛ばす人間だった。

で、私はなぜか、一人だけお化けが苦手だ。

「そう言えば、昔、お前の家でお化け騒動があったよな」

ああ、何かそんな事があった気もするな。

「でも、実はお化けじゃなくて、要だったんだよな。今から考えると」

そっか。
あの時、要と要太は入れ替わるために、要がお化けのふりをしていたのかなぁ。

だって、杏樹以外は気が付いていなかったもの。

「あいつも大変だったんだなぁ~」

何か、いきなり、しんみりしてきた。

「そう言えば、悟。悟の両親ってよく悟をこの学園に入る事をOKしたわよね」

実は悟の親は過保護。
超が付くほどの。

「あ、ああ。お袋は大変だったぜ。でも、お前の名前を出したらOKが即出た」

んん?
私の名前?

「どうして私の名前?」

「いや、何でもない。今度話すから。今は恥ずかし過ぎて、無理」

え!?
そんなに恥ずかしいことなの!?

「なら、聞かない」

気まずくなるのはイヤだもの。

「それにしても、出口ってなかなか見つからないな」

「確かに」

ちなみに、私は年上の癖に、怖いから悟の腕にずっと引っ付いています。
テヘッ☆

「あ~あ。早く出たい」

「だろうな」


私達はいつになったら出られるのだろうか。


杏奈side 終わり