河原敏正は眼が覚めた。 河原は磔の状態で 拘束されていた。 辺りを見渡すと、 そこは模様も汚れすらも 何もない白い壁と、 眼の前にはモニター、 そしてモニターの上には 何かの鍵が置いてあった。 今現在、河原は 自分が置かれている 状況が全く解らない。 […何なんだココは…。] 状況整理をしていると 突然、モニターが映った。 モニターには、顔の整った 青年が映し出されていた。