deadcross

後は目の前にいるボスらしき人物だけだ。

｢皆！気を抜くなよ！｣
｢｢｢おうっ!!｣｣｣
我達はボスの方へ歩き始めた。


｢包帯！左だ！｣
｢え？やばっ…｣
ｶﾞｷﾝ…
｢もっと周りを見ろ｣
ヘタレが助けてくれたようだ。
｢ありがと｣
そう言ってまた攻撃体勢に直した。

｢おじさん、心が汚すぎるよ。｣
そう言いながら僕は攻撃した。
掠っただけだか、そこから血が出てきた。
｢お前みたいな子供に何がわかる｣
｢わかるよ。全部。｣
また攻撃をする…！

｢ビースト･クロウ｣
ｶﾞｯ
｢グッ…貴様こんなことして許されるとでも思って｢いるよ｣、ふ…ふざけるな！｣
ｸﾞｻｯ
｢あ゛がっ…｣
ぽたり、ぽたりと血が地面へ落ちていく。
そして小さな水溜まりを作った。

｢止めだ！｣
そう言って我はボスの首を切り放した。
｢｢｢｢任務完了｣｣｣｣


*****
｢さて帰るか｣
我は皆に、勿論二人にも言った。
二人は何処へ？とでも言いそうな顔で此方を見ている。
そして今気づいた。

…二人の拘束器具を外すのを忘れていた。
｢まずはそれ外そうか？｣
と言いながらちびから大剣を借りた。
その大剣を使い拘束器具を外した。
｢あ、ありがとう…｣
｢ありがと…｣
｢どういたしまして！｣
お礼を言われたので言葉をかえした。

｢さあ行こう！｣
我は男の方の手を、
包帯は女の方の手を握り歩き始めた。



組織人数
6人