翔、間違えないかな。心配になってきた・・・・・・。
そして、私の心配なんかなかったように、何事もなく入学式が終わった。とりあえず、生徒は教室に移動することになったが、私と怜奈は1-2。碧海と睦と美穂は1-3。クラスが離れてしまった。
「うわぁ~ん!離れちゃったよ~!みんな一緒がよかった・・・・・・。」
「はいはい。桃。しょうがないでしょ。ウチだって皆一緒がよかったけど、離れちゃったんだもん。仕方ないよ!」
「うん・・・・・・。」
みんな一緒じゃないのはさみしいけど、しょうがないよね!・・・・・・そういえば、翔はどこのクラスなんだろう?きっとあいつのことだから私と一緒じゃないとさみしがるんだろうな。別に私は翔が一緒じゃなくても怜奈がいるからさみしくないけど。
「あ!翔!どこのクラスになった?」
「桃!そんな事より俺の発表見たか!!?」
「あぁ、見た見た。上手く出来てたんじゃない?しかし、すごいね!頭良かったなんて知らなかった!」
「だろ!?へへっ!」
「それで?クラスは?」
「えっと、俺のクラスは1-2」
うわぁ~、同じだわ・・・・・・。保育園から中学まで全部同じクラスだったから高校は違うかな、とか思ってたのに・・・・・・。また同じかよ!!!