『♪〜♪♪〜♪〜…』


……
……………

……………………


慎也
「……………何コレ」



部室に入ると、
自分の歌声が聞こえました。



里桜
「え?慎也の歌声?」


慎也
「いや、知ってる。それより、
何で流れてるの?現在進行形で」


里桜
「録音したから?」


慎也
「(悪びれた様子もなく)………」


美桜
「あたしもあるよ!!」


雅紀
「俺も〜」


『♪〜♪♪〜♪〜…』


慎也
「!?!?――ッ!!」


里桜
「あ、照れた」


美桜
「顔、真っ赤」


雅紀
「めずらしい…」


慎也
「皆持ってるの!?」


里桜 美桜 雅紀
「「「当たり前でしょ(だろ)」」」


慎也
「雅紀まで…」


雅紀
「……ノリ?」


里桜
「弱味握ったー!」


美桜
「2人とも言い回しが上手いけど、
里桜の方が有利になったね♪」


雅紀
「俺、いつも負けるもんな〜」


美桜 里桜 慎也
「「「それは雅紀(あんた)が
弱いだけだよ(でしょ)」」」


雅紀
「う゛っ……」


里桜
「でも、ラッキー。次から……うん(勝てる)」


慎也
「次はもう歌わないから、俺」


里桜 美桜
「「無理だよ」」


慎也
「……………」