里桜
「雅紀ー!!アメいる?」


雅紀
「アメ??うん、いる。」



いつも通りの放課後。


廊下でまったりしている時に、
それは起こった。



美桜
「アメ!!私も頂戴っ!!」(キラキラ)


里桜
「美桜はダメ!はい雅紀」



そう言いながら、
1つのアメを雅紀に手渡す。



雅紀
「サンキュ!…にしても変な色のアメだな」


美桜
「なんで雅紀はよくて私はダメなの!?
ひどいよー!!ちょーだいっ!!」


里桜
「はいはい。
雅紀が食べ終わったらあげるから」


雅紀
「?なんで?」


里桜
「なんとなく?まぁ食べてみてよ♪」


雅紀
「……いただきます…?」


里桜
「はいどーぞ!」



ぱくっ!


アメを口に入れ、コロコロと転がす雅紀。


なんか微妙な味がした。



雅紀
「んー?不味くはないけど、変な味だな。
これ何味?」


里桜
「さぁ?敢えて言うなら女の子の味?」


雅紀
「なんだそれ(笑)」



プシューー…



雅紀
「なんか変な音しない?
…てか、なんか皆背、伸びた?」


美桜
「ま、雅紀...?」