これは葵炬と美夜が外に行ってしまい、
部屋に取り残された男子2人の会話である。



空良
「俺さ最近友達の影響で
BLにハマってるんだけど、俺の友達は
俺が遊びに来てるのにPCに向かい合って
エロゲするんだよね」


雅紀
「……ごめん。話の展開が読めない」


空良
「雅紀は読めなくていいよ」


雅紀
「じゃあ話すなよ」


空良
「………で、俺思ったんだけど、」


雅紀
「あ、無視ですか。そうですか。」


空良
「BL漫画可笑しくない?
某漫画の同人誌見たらさ思うけど、
体のデカイ奴相手とか無謀だろ。
受け絶対死ぬだろ。無理だろ」


雅紀
「…異性であれ同性であれ、
その人が誰に恋するのかは
その人の勝手じゃないのか?
お前がとやかくは言えないだろ」


空良
「でもあの巨体の―――…ブハッ!
ダメ、笑えるっ!!」


雅紀
「なんでお前は…はぁ。
手握って、幸せならいいだろ。
その人が相手を本当に好きなら
心から応援するよ。
恋してるのは良いことだし」


空良
「同性でも?」


雅紀
「同性でも。
『好きならいいじゃん』がモットーだから
偏見は特にないつもり。ただ、」


空良
「じゃ!俺と付き合っ―――」


雅紀
「却下」