私は、萌絵の事が大好きだったし、彼女が不幸な境遇で生まれ育ったことを知っていたから、心から幸せになって欲しいと思った。 だから、私も諦められた。 なのに… あれから半年経っても、私にも、萌絵にも、春は来ません。