特に特別話しはしなかったけど帰り道が楽しかった。 翔くんの話しや淳くんの話しをして気が付くと家の近くだった。 「すぐそこなんで…」 名残惜しみながら伝えた。 「そっか、じゃあ、またね。」 っと自転車のスタンドを立てた豊さん。 もう少し一緒に居たかったあたしは 「…今度お礼に食事でも??」 なんてありきたりな口説き文句を言ってしまった。 「今度じゃくて今お礼もらう。」 っと唇に暖かい柔らかいものが降ってきた。 「なら、また」 そそくさと豊さんは自転車に乗って去っていった。