次の日。 雪菜ちゃんは普通に戻っていた。 直人にたいしても、 俺にたいしても。 きっとなかった事にすることを選んだんだろう。 直人は、 アノ女とアドレスを交換していた。 それを 見て見ぬふりしてる、 雪菜ちゃんが痛々しかった。 皆が帰り、 部屋に俺と直人だけになった。 俺は直人に、 「大概にしとけよ」 と注意してから、もう一度ベッドに入った。