love making

答えは簡単にわかった。

だって、
俺の隣で寝ていた雪菜ちゃんが、
俺のシャツをつかんで泣いてた。

何かかわいそうになって、
俺は雪菜ちゃんを抱きしめた。
変な下心なんか
これっぽっちもなかった。
ただ
彼女が安心して眠りにつくまで、
こうしておいてあげたかった。

雪菜ちゃんは、
しばらくして眠りについた。
頬と俺のシャツには
彼女の涙で濡れていた。

純真無垢な雪菜ちゃんには、
アソブっていうのは
だいぶ辛かったろうに。
きっと、
別れるだろうなと、
俺は思った。