あの日から雪菜は、 僕のクラスに顔を出すようになった。 何気ない会話から、 映画や小説の話。 話題は様々だったし、 どんどん僕らの距離は縮まっていった。 友達やクラスメイトは、 雪菜を彼女だと思っているらしかった。 嫌じゃなかったし、 心のどこかでそうなればいいなと思っていた。 そんな頃、 僕は雪菜の家に誘われた。 これはチャンスだと思い、 普通にOkをした。