中学最後の夏休みは、 塾 塾 塾で終わった。 新学期の朝、 久しぶりに制服をクローゼットから出して眺めた。 グレーのベスト グレーのボックススカート ・・・やっぱ高校はかわいい制服の西高を受験しよう。 そうしよう。 そんなことを考えながら着替えた。 学校に行く時間はいつも決まっていた。 その時間に玄関の扉を開け、 門扉を開け 固まった。 目の前を柊司が通り過ぎたからだ。